奇跡のピアノリサイタル。
最近、Facebookにいろいろ書いちゃうから、つい、ブログがおろそかになっちゃうのねー
と、いきなり言い訳をしてみる。
そのFBでつながった高校の同級生たち。
30年以上前の友達と
アッサリとつながってしまうんだから、スゴイよね~。
少し前には、同級生に誘われてALFAROMEOの寄り合いに行きました。
FBもまだイマイチ上手に使いこなせていないけど
その30年ぶりにつながったまた別の同級生に誘われて
去る6月19日にピアノリサイタルに行って来ました。
調律師の高木裕さんが所有しているピアノの中でも、100歳を超えるヴィンテージスタインウェイ。
そのうえこの日の2台のスタインウェイ(CP75とローズウッド)は、伝説のピアニスト、ホロヴィッツが弾き、愛した2台です。
ローズウッドは1887年生まれ。
カーネギーホールがオープンした1893年から1925年までたくさんの名ピアニストに演奏されたピアノです。
そのローズウッドを高木さんが手に入れたのは、2001年の6月19日。
そして、その当時の状態にレストアし、再びカーネギーホールの舞台に復活させたのは
ちょうど一年後の2002年6月19日。
その後、もう一台のCP75が1912年の6月19日生まれだということがわかり
因縁とも運命ともとれる6月19日生まれのCP75が紆余曲折あって、高木さんのもとに来たのが
2011年の6月19日。
そしてこの運命の6月19日という日に127歳と102歳の2台のスタインウェイの奇跡のリサイタルが開催されたのでした。
高木さんの著書ではピアノをF1ドライバーとメカニックに例えたり、(ご本人はとても車好きなんだとか)
ヴィンテージワインに例えたり、意外なところに共通点を見出して、著書もとても読みごたえあります。
今回のリサイタルのピアニストは江田さん。
プログラムはワーグナーでしたが、本当に素敵でした。
リサイタル後、購入したCDにサインをしてもらったのですが
「あのスタインウェイは弾きこなすのがとても難しいんです。
でも、弾けるようになるとあの音のとりこになってしまって
他のピアノがかすんじゃうんですよね。」
と、おっしゃっていました。
へぇ~やはりあのピアノを弾くのは難しいんだ・・・
確かに音の響き方が全然違うような気がするんですよね。
特に私は低音の響き方に特徴があるように思いました。
低音ってどうしてもくぐもって聴こえる印象があったのですが
クリアという言葉とはちょっと違うかな・・・低音なのによく通る音。
うーん、言葉で表現するのは難しい。
だいたい、ちょっとピアノを弾ける程度のあたくしの耳では
怪しいモンです(^^ゞ
ま、とにかく。
素晴らしかったんです。とても。
その後はこれから間違いなく大物ピアニストになるであろう
ロシアに留学中の20歳の反田恭平さんとの競演。
20歳っていったら、うちのコギャルさんと同い年だー。
2台のピアノでのお二人の競演は凄すぎて鳥肌モノ。
この日は高木さんプロデュースのワインも用意されていて
これがまた美味しい♪
美味しいワインを飲んで
素敵なピアノを聴いて
とても贅沢な時間でした。
高木さんの著書
「今のピアノでショパンは弾けない」
「調律師、至高の音をつくる」
興味のある方は是非読んでみてくださいね。
引き込まれますよ~(^^)/
Special thanks ,Taeko♪